画家、彫刻家、そしてデザイナーであるローズマリー・グッドイナフ。これまでフィレンツェのビエナーレや、オークランド、バルセロナ、ベルリン、エジンバラ、ロンドン、ミラノ、ザルツブルグほか世界各国の都市において単独、およびグループ展を行ってきました。
ローズマリーの作品は半比喩的であり、キャンバスが彼女の技術に対応するには弾力がありすぎるため、油彩の際には筆を使わず、代わりにナイフ、布や自身の手を使ってパネルや板に描きます。炭を用いて描く際には、炭と表面の間に様々な緊張感を与え、特別な調合によりまるで表面が金属的に浮いて見える最も革新的な“ Roseotypes(ロゼオタイプス)”という手法が見てとれます。
ローズマリーはまた、そのクリエイティビティをニードルポイントのデザインや、さらに、仲間のアーティストの励ましもあり、彫刻の道でも発揮し始めました。 彼女はまず最初に一連の彫刻を作成し2005年にはアリエノール・ダキテーヌ(魅力的かつ聡明な女性)へ敬意を表した初展示会を催しました。
「この絵がスカーフだったら身に着けてみたいわ!」
2011年、ローズマリー・グッドイナフはとある展示会にて、ふと立ち寄った訪問者が叫んだ言葉に刺激を受けました。この言葉が彼女のオリジナル作品をデジタルカラーへと転換、スカーフアートを先導し、ムーブメントの口火を切ったのです。レディス、そしてメンズラインの において、アクセサリーのフルコレクションをデザイン・展開しています。
コレクション初期はロンドンの名高い“フォートナム&メイソン”、メイフェアの最先端なショーケース”ウルフ&バジャー“で展開、これがファッションの世界への軌跡への始まりとなったのです。
ローズマリーは英国・ノーフォークで、人物・抽象写真家の夫、マイケル・ウォーラー・ブリッジと暮らしています。 彼らは最近、築500年を経た邸宅の一部をスタジオに改築、彼らの持つ多岐にわたる技術と専門知識を用い、ローズマリー・グッドイナフ、ローズマリー・グッドイナフ・メン、ローズマリー・グッドイナフ・ホーム等のコレクションを展開しています。
ローズマリーが、クラシックなネクタイついて考え、自身のスキルを、彼女の内にある厳しい基準を満たした英国製の、別パーツに分かれた微妙に対照的な『結び目(ノット)』を持つ、シグニチャーラインのネクタイへ生かした際、英国ファッション&テキスタイル協会のインターナショナル・ディレクターであるポール・アルガーは言いました:「君はこの150年間においてネクタイを初めて再デザインした最初の人だよ!」
エキジビション
ローズマリー・グッドイナフの作品は英国内外で幅広く展示されてきました。
これまでオークランド、バルセロナ、ベルリン、エジンバラ フィレンツェロンドン、ミラノ、ザルツブルグほか世界各国の都市において展示。ロンドンスタジオでの多岐に渡る活動は、GANT誌(2009年秋冬カタログ)で特集されました。
また作品の数々はカナダ、フランス、ドイツ、南アフリカ、英国そしてアメリカのコレクターにより購入されています。
アンバサダーシップ
2015年、ロールスロイス・アンバサダープログラムへの招待を受けました。
レジデント・アーティスト
スコットランド、スターリングシャーのグリーン・ギャラリーのミレニアムイヤー・オンライン・レジデント
ゲストエディター
ロンドンアートエディター、2004年、Archidom, Moscow
“芸術家として私は、約35000年前にフランスのショーヴェ洞窟の壁に壁画としての作品を残したアーティストと私の関係がまっすぐな線で結ばれていると心から感じ入っています。彼らの名前も、モチベーションも知る由もありませんが、そうした作品を作るという気概と情熱は、人類にとって不可欠かつ避けがたいもの。この何万年にも渡るまっすぐな関係が決して壊れることはないでしょう。私にとってはこうした過去と未来の絆の一つとしてここにあることが基本であり、芸術家としての自分の人生だと思っています“。
ローズマリー・グッドイナフは長く威厳ある歴史を持つグッドイナフファミリーの一員です。近年:
彼女の曽祖父は、バークレー銀行会長、バークレーDCO(現在バークレーインターナショナル)創始者であり、また世界的な教育信託であるロンドン・ハウス (Mecklenburg Square, Bloomsbury, London)の慈善家かつ創設者であったFrederick Crauford Goodenough(1866-1934)です。
祖父であるSir William Macnamara Goodenough Bt. (1899 – 1951) は、バークレー銀行会長、Nuffield Foundationの会長でありました。
同じくMecklenburgh Squareにある、のちにウィリアム・グッドイナフ・ハウスと名付けられたその場所は世界140カ国を超える卒業生とその家族のための宿泊施設です。
また、同場所にあるザ・グッドイナフ・クラブ・アンド・ガーデンズはアカデミーを訪れる人々とその家族のためのファシリティーを備えています。